竹塩協会について
竹塩協会について
ご挨拶
1997年に塩の専売制度が廃止されてから、多種多様の塩が販売されるようになり、今は空前の塩ブームといえるでしょう。
そんな幾多の塩の中でも「塩の王様」、「塩の常識を超えた塩」として日本でも認知を広げてきている「竹塩」。
しかし、「竹塩」、竹塩とはいうものの、その秘められた高いポテンシャルについては意外と知らないもの。
本協会は日本の竹塩を活用したまだまだ知られざる健康法の啓蒙と研究、そしてこれまた以外と知られていない、我が国の至るところでの竹による放置竹林問題の解決にも留意し、環境保全にも一役担うところを目的とした団体です。
身体と自然の健康をめざし、ぜひ今から健やかな竹塩ライフをはじめてみませんか?
目的
- 竹塩の機能性や効用などの生活における有効性の研究・評価
- 竹塩が持つ社会生活での実用性の啓蒙活動
- 竹塩に関する品質評価
- 竹塩に関する調査
- 竹塩に関する情報提供活動
- 竹塩に関する仲介及び斡旋活動
- 竹塩関連団体との提携協力活動及びその促進
協会スタッフ
代表 小森拓也
副代表 飯田潔
以下8名
塩の歴史と竹林の現状
塩の専売制度
国の法律によって、伝統的に行われてきた塩田式の自然な製塩法が1971年(昭和46年)に廃止され、国の経済成長・工業発展を優先し、塩生産コストの低減にもなる「イオン交換式」という化学的製法に切り替えられました。
そこで作られる塩は塩化ナトリウム99%以上のミネラル含有量が著しく少ない塩です。しかし1997年(平成9年)にはその塩専売制度が廃止され、様々な塩が流通するようになりました。
意外に知られていない我が国の放置竹林
竹は生命力が強く生育が早いことで有名ですが、人の手によって管理しコントロールすることがままならない放置竹林が、日本各地で日々豊かな山野を侵食し異常に拡大し続けている問題は、一般の人にはあまり知られていない事実です。
竹の猛烈な森林侵食によって日本の気候風土に合ったスギ、ヒノキなどを失うことは、林業・建築業をはじめ様々な国内産業の損失、そして生物の多様性の喪失につながる懸念が、ますます広がっております。
合馬の現状
例えば日本有数の竹の子の産地として有名な北九州市の合馬地区では、竹林が330ヘクタールあるが、実際に管理されている面積は、そのうちの100ヘクタールにすぎません。人の管理下を離れた竹林は、1日に約820㎡、即ち毎日テニスコート3面の広さの竹林が広がり続けています。北九州市全体では、20年前1400ヘクタールの竹林面積が、現在2000ヘクタールをはるかに超える規模という。北九州市に限らず、日本の各地で起こっている状況です。
自然を生かし自然と共生する道を進むために、あらゆる分野のアイデアを出し合って竹を有効に活用し放置竹林問題の解決手段を見つけることが急務となっております。