竹塩の秘められたポテンシャルによる、知られざる健康法の啓蒙と研究および放置竹林の解決など環境保全にも一役担うことを目的とした団体です。

竹塩について

竹塩について

竹塩とは

青竹

はじめての方は「竹塩」と聞いて、 「竹?塩?」、 「なんだか青臭そう! 」と思われるかもしれません。

竹塩は竹と天然塩を一緒に焼き上げたもので、その過程で竹は竹炭になります。
つまり高温に焼き上げた竹炭と天然塩が混じりあった「竹炭塩」といったほうが解かりやすいかもしれません。
           竹炭
竹塩の発祥は諸説ありますが、隣国の韓国で朝鮮王朝時代(1300余年ほど前)に、 寺の僧侶たちによって秘伝の方法で作られ、民間療法として使われていたようです。
「竹」 「塩」に漢方的薬性を加えるために「黄土」を加え、 「松」で火を焚いて焼き上げる製法です。
最高の9回焼きといわれる竹塩は3か月もの日数をかけて作られます。
朝鮮王朝

一方、日本の多くの竹塩の場合、黄土や松は使用しません。
おそらく朝鮮半島から伝来して、竹と天然塩だけを焼いて作ってきたと思われます。
そして長い間途方もない時間を要して作られてきた竹塩ですが、今では製造技術が進歩を遂げ、環境にやさしく安全安心な高品質の竹塩も作られるようになりました。

竹塩の特徴

一口に竹塩といっても原料や製法によって味や匂い・効果が様ざまです。

お値段も質や種類によって幅がありますが、安価だから一概に質が悪いということではありません。
高品質のものはその力が強いがゆえに独特の臭い(温泉たまごのような)があり、例えばお料理によっては使いにくい場合もあるので、お好みや使い用途によって2種類くらいを使い分けするのがよいでしょう。

竹炭

まず昔から薬効があると言われるほど品質が高い竹塩の特徴として、

①8 0 0℃以上の高温で焼成している。
②強い還元力がある。 (800~1400℃で焼成することによって)
③天然のミネラルが豊富に凝縮されている。

というところが挙げられます。

塩化ナトリウムをはじめカリウム、マグネシウム、カルシウム等のミネラルを豊富に含む天然塩や竹をおよそ8 0 0度以上の高温で焼成することで化学変化がおき、一般の塩とは全く性質の異なる還元性質の竹塩が出来上がります。

また、昔は皆無に等しかった有害な重金属などの不純物が、8 0 0度以上という高温により取り除かれるという安全面でも、高温焼成は重要な意味があります。

還元とは、酸化(=ものが劣化したり古くなること)に対して、ものが新鮮になったり若返ることです。

酸化還元電位の測定をしてみると、 一般の食塩は+200mV~+300mVで酸化性質なのに対し、高質で薬性の高い竹塩は-200mV~、最高のものでー550mVに至るものもあり、還元性質なのです。

食品や飲料は世の中にたくさんありますが、これほどの強い還元の力をもったものは、なかなか見当たりません。
最近注目の水素水なども強い還元の力を持っていますが、竹塩は持ち歩きが手軽にできたり長期間保存ができたりするのも、特長の一つといえるでしょう。

竹塩の原料と製法

生産地原材料使用釜製法還元性付与物質
・日本
(九州・近畿・北陸・関東など)
・韓国
・ 竹(真竹・孟宗竹など)
・ 天然塩
・黄土
・ 松
・鉄釜
(古式の物から電子制御のものまで)
・韓国式では塩をつめこんだ竹筒に黄土でふたをし、熱源として松の木をくべながら800℃~1400℃で焼き上げる。1~9回焼きの竹塩があり、最高9回繰り返す。
・温度コントロールが窯の中で可能な電子制御の鉄釜では、松は使用せず、塩と竹(あるいは黄土も)を800℃以上で8時間以上焼成し、安定的・効率的な製造が可能で9回焼きに相当、あるいはそれ以上のものが作られる。
・600~800℃に満たない温度、また8時間に至らない短い焼成時間の竹塩は、ミネラルこそ多様に含まれるが、還元性能は有さない。
日本国産は竹から還元性能が付与される。
韓国産は竹、あるいは黄土から還元性が付与される。

竹塩とその他の塩の成分比較

ナトリウム塩素カリウムカルシウムマグネシウム亜鉛リン硫黄
超還元国産竹塩38.1g58.2g174mg840mg179mg8.83mg0.43mg1.1mg7.5mg670mg
韓国9回焼き36g57g1410mg500mg750mg79mg2.3mg0.1mg10mg860mg
精製塩38.4g56.1g170mg16mg120mg0.2mg0.4mg1mg0.1mg50mg
天然塩30.7g46.5g440mg290mg1740mg3.3mg0.4mg1mg4mg770mg

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